「逢隈橋」と「上蓬萊橋」、「阿武隈峡」のご紹介

※意図せず、なるべく歩かないで行く名所紹介となりました。

~「逢隈(おおくま)橋」とは~

松川町沼袋に架かる「逢隈橋」は阿武隈川の渓谷との景観が美しい橋です。この橋は平成27年に旧逢隈橋(昭和33年竣工)から役目を引き継ぎ、UFO研究所(!?)がある飯野町をつなぐ重要な橋となっています。

車でのアクセスが非常に容易で(県道なので当たり前か)、徒歩での移動がほとんどなく阿武隈川の雄大な流れを眺望できる穴場スポットとなっています。

アーチ部分の形状が美しく、とても立派です。
橋と阿武隈川とのコントラストがきれいです。

~「上蓬萊(かみほうらい)橋」とは~

松川町金沢に架かる「上蓬萊橋」は「逢隈橋」の下流に位置し、凍み豆腐(しみどうふ)で有名な立子山をつなぐ橋です。この橋のおかげで福島県立医科大学(住所上は「光が丘」ですが実際は松川町の一部)の緊急医療体制網の整備にも役立っています(余談ですが福島大学も住所上は「金谷川」ですが松川町の一部です)。

非常に不名誉ながら心霊スポットとしても有名ですが、実際は夏の夜、水銀灯に引き寄せられるカブトムシの捕獲ポイントとして親子で楽しめる場所(おばけが出るかもしれないのに!?)だったりもします。

遊歩道入口から撮影。最近橋の修繕工事があり、鮮やかなオレンジ色になりました。
遊歩道を歩くこと約5分、休憩所が現れます。ここから順路を離れ川に下る
細道を約5分行くと下画像の上蓬萊橋の撮影スポットにたどり着きます。
砂浜から見上げる上蓬萊橋。遊歩道入口から片道約10分の短い道のりですが、
急な坂が多いため結構息が切れます。やぶ蚊が多いため虫よけ剤必須です。

~「阿武隈峡」とは~

 阿武隈川の長年の浸食により形成された不思議な形の岩々が見どころの峡谷です。往復約4km(約2時間)の遊歩道が整備され、出発地点の上蓬萊橋には駐車場があります。終点(折り返し地点)には「蓬萊岩」があり、写真家たちの撮影ポイントとなっています。

※終点近くの木橋が破損により通行できないため、すぐ隣の迂回路をご利用ください。

※下案内看板左下に記載のあるトイレは利用にあたりかなり勇気が必要です。トイレは事前に済ませておくことを強くお勧めします。

上蓬萊橋駐車場に設置された遊歩道案内看板。看板左側の第2駐車場から蓬萊岩までは
片道徒歩5分(急斜面あり)です。遊歩道を2時間歩きたくない人向けです。
蓬萊岩の金沢側からの様子。荒々しくも悠久の時を感じる不思議な巨岩です。
立子山の村上薬師堂から撮影。駐車場から徒歩10秒でこの絶景が楽しめます。
過去に当協会が作成した散策地図。スタート地点に記載のある
あぶくま茶屋は現在営業しておりません。