阿武隈峡の蓬萊岩への近道のご紹介

阿武隈川の阿武隈峡にある、巨大で不思議な形の蓬萊岩。写真家たちに好まれている雄大な自然の撮影スポットですが、上蓬萊橋からの遊歩道を歩いて行こうとすると往復約4km(約2時間)の結構過酷な道のりです。

なので近道をご紹介します。第2駐車場から蓬莱岩まで徒歩で片道約10分の道のり。自然豊かな山道のため長靴のほうが安心です。急坂なので結構息が切れます。

そろそろ松川町にも訪れる紅葉シーズンにお越しくださいませ。

蓬萊岩とは: 阿武隈川の長年の浸食により形成された不思議な形の岩々が見どころの阿武隈峡。その峡谷の松川町と立子山の間にあるのが蓬萊岩。名前の由来は古代中国の神話に出てくる架空の山「蓬萊山」に似ているため。「蓬萊山 絵画」でネット検索するとなるほど・・・となります(こんもりとした岩山に木が少々生えている絵がたくさん出てきます)。ちなみに飯野町側には大日岩があります。

 「逢隈橋」と「上蓬萊橋」、「阿武隈峡」のご紹介

 

グーグルマップ上のスタート地点(松川町浅川字板取)を松川町方面(南)から来たときの写真。右折します。
550mほど進むと第2駐車場(グーグルマップ上は蓬萊岩駐車場)が現れます。ここからは徒歩。この先無理して車で行くと細道・超急坂・ぬかるみ・ふかふか落ち葉でスリップなどなどスタック確実。帰れなくなります。
山道の下り坂をしばらく進むと分岐点が現れます。右手の下り坂へ。このあたりから阿武隈川のごうごうという川の流れの音が聞こえてきます。
さらに進むと人の肩幅程度の広さの道になります。矢印の下り坂を直進。
途中で遊歩道案内看板が出てきます。看板2段目の「上蓬莱橋 約2km 約45分」のルートは通行止めです(このページの最後でご紹介します)。
さらにその途中に阿武隈峡遊歩道案内図が設置されています。味のある風景画が楽しめます。
険しい山道を下りに下ってようやく蓬萊岩に到着。とても立派なお姿。名勝地の名は伊達じゃありません。川の中州にある岩山にどうやって木の種が飛んできてこんなに立派な木になるのでしょう。古代中国の神話同様、仙人のスタンド能力でしょうか。
ふと人の気配?を感じて蓬萊岩の左側(北側)を見ると何やら気になるものが・・・
むむむ・・・これは・・・
人?の顔に見えます。お二人いるように見えます。チャゲ&飛鳥風。草木がサングラスっぽく見える右側がチャゲさんでしょうか。正式名称がありそうですが不明なため、とりあえずチャゲアス岩とします。略称CA岩。3rdシングル「万里の河」(1980)がイメージにぴったり。
山道の途中にある東北電力さんの注意看板。増水で岩に取り残されて、とありますが、まさか蓬萊岩に登頂した人がいる???
帰り道、途中で出てきた遊歩道案内看板2段目の「上蓬莱橋 約2km 約45分」のルート(通行止め)を参考まで行ってみます。
あらら・・・木橋がぼろぼろです。これでは通れません。迂回路がありますのでそちらを通りましょう。
元の帰り道に戻りました。行きが急な下り坂だったということは、当然帰りは急な上り坂。第2駐車場に着くころにはかなり息がぜーぜーです。いい運動になりますよ。