※忙しい人向け 短編時代小説「百姓侍」あらすじまとめ

忙しくて時間がない人向けに「百姓侍」のあらすじを担当者がまとめました。昔は夕方4時台に水戸黄門や大岡越前がテレビで放映されていたから時代劇に馴染みがあったけど、最近はちょんまげや剣術シーンも見ないよね・・・誰か時代小説を読みたくなるように1分以内で説明してよ的な方にもぴったり?です。

 

主人公の赤津藩領九組代官 高田平兵衛は大柄で穏やかな性格からのっそりの丑(うし)とからかわれる25歳。10代中頃の弟の信太郎と侍屋敷で2人暮らしをしていたが、悪徳家老 安藤源之丞に百姓の窮状を訴えた結果、登城を禁じられ和田村で百姓をすることに。

和田村ではこれまた悪党一味の勝五郎一家が百姓たちを苦しめていた。実は小野派一刀流奥秘皆伝師範である剣術の達人の平兵衛は、どんどんエスカレートする勝五郎の悪行をくじくことができるのか・・・ちなみに勝五郎は裏で安藤源之丞とつながっています。

その後、平兵衛は極秘裏に面会した藩の重役から他界した両親の真実を知らされ、安藤源之丞を討つ密命を受けます。城に住み着く悪い妖怪 猫又になぞられた安藤源之丞をやっつけることができるのか・・・重責と希望の中、平兵衛は猫又退治の旅に出ます。あらすじおわり。

 

個人的には信太郎と和田村の名主の娘 登世(16歳)の淡い恋を優しく見守る平兵衛の姿が印象的。勝五郎の手先に追われる登世を助けた平兵衛が、(登世がすぐ近くにいる場で)登世はいずれ信太郎の嫁になる娘だからほっておけないと言うシーンでは、弟思いな優しい兄の姿が見えて素敵です。ちなみに登世はこの言葉に嬉し泣きです。気になった方はぜひ小説本編をご覧くださいませ。

 短編時代小説「百姓侍」本編

そして猫又。ネット検索すると長年生きた猫がスタンド能力(妖力)を持ちしっぽが2本になるところは共通ですが、悪さをする子もいれば人を助ける良い子もおり一概に悪い妖怪とは言い切れない雰囲気。ジバニャンは猫又かしら、と思ったら猫又というキャラクターが別にいるようです(妖怪ウォッチ)。猫好きは良い子のまま妖怪になってほしいと思うのでしょうねぇ・・・妖怪にならなくてもいいけど。

あ~、猫又になろうかな、の図