※忙しい人向け 時代小説「遠藤基信 土蜘蛛退治」あらすじまとめ

忙しくて時間がない人向けに「遠藤基信 土蜘蛛退治」のあらすじを担当者がまとめました。普段本なんて読まないしぃ・・・歴史の言葉は難しくて分からないしぃ・・・誰か1分以内で分かりやすく説明してよ的な方にもうってつけ?です。

 

戦国時代、遠藤基信(えんどうもとのぶ)は連歌(2人以上で詠む五七五七七リズムの歌)、猿楽(能や狂言の原型)の腕が見込まれ伊達晴宗(伊達政宗の祖父)に仕える松川町出身の修行僧。

正月の猿楽をきっかけに、私腹を肥やす悪徳宿老(伊達家の高官)中野宗時にいわれのない奸臣(伊達家を転覆させようと悪だくみをする家臣)の汚名を着せられ、命からがら屋敷を追われることに。

後に本当の奸臣は中野宗時だったことが判明。伊達家に反旗をひるがえした中野宗時の軍勢に、伊達輝宗(伊達政宗の父)と一緒に戦を挑みます。

猿楽に出てくる悪役妖怪の土蜘蛛になぞられた中野宗時をやっつけることができたのか・・・その後、遠藤基信は伊達政宗からも慕われ戦国の世を立派に生き抜いていきます。あらすじおわり。

 

個人的には極貧農民の病気のお婆さんの祈祷後、お腹を空かせた子どもたちに気づかず、勧められるまま薄粥を食べてしまった自分を責める、世の中を想いやり、自分に厳しい遠藤さんが印象的です。ほか、ラストシーンの子 政宗のため命を捨てる覚悟の父 輝宗の姿も感動です。気になった方はぜひ小説本編をご覧くださいませ。

 時代小説「遠藤基信 土蜘蛛退治」本編

ちなみに土蜘蛛をネット検索すると衝撃画像が出てきますので要注意(数mの超巨大クモに獣の頭がついてる妖怪。恐怖。禍々しさは鬼滅以上。)。また、ヤマト王権の時、天皇に従わなかった地方の豪族などを指す蔑称でもあるそう。地方の豪族の立場からすれば、地域で幸せに暮らす自分たちを一方的に侵略する人たちのひどい言い草、でもあるようです。多面的に物事を見るのって大事なことですね・・・